サウジアラビアは観光できるの?気になる治安について

サウジアラビアは中東の国の中で見れば比較的治安も良好で、観光しやすい国だと言えるのですがそれでも注意が必要です。たとえば外務省の海外安全ホームページを見てみると2015年11月現在ジーザーン州、アシール州、ナジュラーン州のイエメンとの国境地帯は渡航中止勧告が出されているんです。2015年11月調べ※外務省サウジアラビアのページはコチラ

基本的に日本と比べると危険度は高い!

イラクとの国境地帯、東部州のイエメンとの国境地帯は不要不急の渡航の中止、それ以外の地域も十分な注意で行くようにと書かれており、治安が良いと行っても絶対に安全だとは言えない状況が続いています。治安が非常に良い日本と比べればやはり危険も多い国だと考えるべきでしょう。

そもそもサウジアラビアをはじめとした中東各国ではテロの危険性があり、これが治安の悪化に繋がっています。サウジアラビアでも2000年代初頭にはテロ事件が多く発生し、その当時は今よりも治安が悪く危険な国でした。

今ではテロ取り締まりが強化されたこともあって大規模なテロ活動はほとんど見られなくなりましたが、それでもテロリスト関係の事件は発生しており、観光をする時には十分注意する必要があります。

失業率が高いコトも治安の悪化へ

また現在のサウジアラビアは若い世代を中心に失業率が高く、職がないことから犯罪に手を染める国民が増加していることも社会問題になりつつあります。これはどの国にも共通して言えることなのですが、失業率が高い国は基本的に治安が悪いんです。

テロを除いた一般的な治安で見ると良好な方で、外務省が勧告を出しているような地域にさえ行かなければ旅を安全に楽しむことも十分に可能です。どこの国であってもある程度の犯罪が発生するのは同じですからどんな国なのかを知り、十分な備えをしておくことが大切になるでしょう。

厳しい戒律のあるイスラム教の国ということもあって犯罪には厳しい罰が与えられますからこれが抑止力になっている部分もあります。テロと聞くと日本で暮らす私達には大きな恐怖に感じられますが、観光客の数も多い国で中東の中では旅行に適した国だと言えます。もちろん防犯意識を強く持つことは大切ですが気にしすぎる必要もないでしょう。

— posted by osyant at 04:53 pm